ホームページを公開するレンタルサーバーのスペックをプランニングします。価格はピンからキリまであり、運営会社も非常に沢山あるため選択は難解です。ここではあえて選択のポイントを公開致します。

ドメイン

レンタルサーバーを決める前にドメインのプランニングが必要です。
www.abcdefg.com
このURL(*1)の「www」はサーバー名を指します。www2とかユニークな名前になっている場合もあります。
「abcdefg」がドメイン名になり、これは世界でただ一つしかありません。従い、早い者勝ちです。極力、会社名、商号、商品・サービス名を付けるのが相応しいです。当然、toyotaとかnttとかは取れません。
「com」は属性と言いco.jpは法人のみ1社につき1つだけ取得出来ます。無論有限会社でも合名・合資会社でも取得出来ます。誰でも自由に取得出来るのはjp、biz、org、net、info、comです。他にgoは政府機関、acとedは判りづらいのですが、acは大学、edは高校以下となります。orは〜法人ですのでこれの取得も出来ません。
ドメイン維持費は1年が単位です。値段は千数百円から1万円ほどです。

複数のドメイン

ホームページを運営しているとコンテンツが増える場合があります。ハードディスク容量があればwww.abcdefg.comの後に/(スラッシュ)でフォルダを作成しそこにトップページのファイルindex.htmlを置くことが出来ます。しかし新たに展開したい商品・サービスが既存のものとバッティングしたり体裁が悪くなってしまうことがしばしばあります。又、重要な事として検索エンジンの検索には1つの検索につき1つのドメインで2つしか表示しないのです。従って、既に「アクセサリー」を販売している場合、新たに別の「アクセサリー」を同じドメインに掲載しても検索エンジンからは検索出来なくなります。このような際は別の新たなドメインを取得する事を推奨します。

ハードディスク容量

上記複数ドメインで記しているように複数コンテンツを展開する場合はドメインを分けたほうが良いです。また、管理もしやすくなります。但し、商品のアイテムが増え、当初、「婦人服」で「春夏」と「秋冬」しかないため、ドメインのルート/配下に/springsummerと/autmnwinterの2つしかなかったのに新たに「紳士服」を商品ラインアップにすることになった場合、ルートが「婦人服」で割り当てられているのですから、これではハードディスク容量を増やしても対応出来ません。

CGIの利用の可否

カスタムCGIの利用の可否は調べておく必要があります。カスタムCGIが利用出来なくても簡易CGIが利用出来るものもあります。簡易CGIだと制約がありますが、安価です。CGIをどの程度まで使いこなすのかをプランニングしておいたほうが良いでしょう。

メールのアカウント数

各社によりメールのアカウント数が異なります。

転送量による制限

転送量による制限がある場合もあります。

サーバ設置国

日本が良いと思います。アメリカは停電が起こることがあるようです。但し設置場所はどのレンタルサーバーも非公開が一般的です。

稼働率

これは非常に重要な項目です。サーバーがダウンするということは最悪顧客を失うということにも成り得るからです。SLA(Service LevelAgreement)(*2)を採用しているところが望ましいです。

*1:URL:インターネット上に存在する情報の場所を示す記述方式。インターネットにおける住所。
*2:SLA:通信サービス事業者が利用者にサービスの品質を保証すること。保証稼働率を下回った場合返金などをしてくれる。

システムのプランニング→運用のプランニング


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